「こころ」はいかにして生まれるのか
著 者:
櫻井武
出版社:
講談社
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「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた
著 者:
橋本幸士
出版社:
講談社
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免疫の意味論
著 者:
多田富雄
出版社:
青土社
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ブラックホールをのぞいてみたら
著 者:
大須賀健
出版社:
KADOKAWA
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これが物理学だ!
著 者:
ウォルター・ルーウィン
出版社:
文藝春秋
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皮膚感覚と人間のこころ
著 者:
傳田光洋
出版社:
新潮社
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本格的かつ現代的な宇宙論の一般書をお探しの方におすすめの本

なぜ宇宙は存在するのか
著 者:
野村泰紀
出版社:
講談社
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本書は、YouTube動画にも出演している人気上昇中の著者・野村泰紀(専門は宇宙論・素粒子論・量子重力理論)による、一般向けの「本格的かつ現代的な宇宙論」の解説書。

著者自身が「本格的な、そして現代的な宇宙論を知ることができるようなもの」を目指して執筆したことを述べている。

実際そのとおりの内容で、私たち一般の宇宙論の知識を入門書的なレベルから〝一段上に引き上げてくれる〟読み応えのある一冊となっている。

とくに、ダークエネルギー(暗黒エネルギー)の有力候補である「真空のエネルギー」や、ダークマター(暗黒物質)の候補である「ウィンプ(WIMP)」についての知識、インフレーション理論やマルチバース理論にまつわる知識を、入門書的なレベルから一段上のレベルに更新してくれる本だと思う。

もちろん持っている知識レベルは人それぞれなので一概には言えないが、宇宙論や素粒子物理学の入門書的な本を2~3冊以上読んでいて、その用語にも慣れていて、〝もっと詳しく知りたい〟と思っているような方が手にとると、レベルアップを感じられる充実した読書時間になるのではないだろうか。

副題は「はじめての現代宇宙論」だが、入門書的なやさしい本ではないことを強調しておきたい。著者自身が述べているとおり、一般向けの「本格的」解説書。すでに宇宙論に興味を持っている方に、〝3冊目以降に読む現代宇宙論の本〟としておすすめしたい。

どのような知見に触れられるかについては、書評ページを。

初投稿日:2025年01月13日

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