相対性理論の〝やさしい〟入門書をお探しの方におすすめの本
「相対性理論」を楽しむ本
- 著 者:
- ―
- 出版社:
- PHP研究所
本書(監修:佐藤勝彦)が刊行されたのは、1998年12月。そして2015年4月で第70刷のロングセラー。この数字を見ると、相対性理論に興味をもち、数式を用いない解説書を探した、多くの人に選ばれてきた本だということがわかる。
もちろん、やさしい入門書とはいっても、相対性理論そのものの難しさはある。その難しいものを、できる限りやさしく解説しているのが本書だ。
まず、「相対性理論ダイジェスト」を用意して、本書で学ぶポイントを伝える。そのあとで、特殊相対性理論、一般相対性理論をじっくりと解説していく。その際に、各章に押さえるべきポイントをあげている。この配慮は親切だ。
「アインシュタインの生涯」と「現代宇宙論」も盛り込み、価格は約500円という安さ。相対性理論の世界をちょっと覗いてみたい、そんな気持ちに応えてくれる一冊だ。
初投稿日:2015年12月29日