これが物理学だ!
著 者:
ウォルター・ルーウィン
出版社:
文藝春秋
No image
デカルトの誤り
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
筑摩書房
No image
遺伝子が語る免疫学夜話
著 者:
橋本求
出版社:
晶文社
No image
意識と自己
著 者:
アントニオ・R・ダマシオ
出版社:
講談社
No image
宇宙はなぜ美しいのか
著 者:
村山斉
出版社:
幻冬舎
No image
快感回路
著 者:
デイヴィッド・J・リンデン
出版社:
河出書房新社
No image

素粒子物理学の一般書を好んで読んでいる方におすすめの本

「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた
著 者:
橋本幸士
出版社:
講談社
No image

「この宇宙のすべてはたった一つの数式で書かれている」ことを伝える一冊。

「宇宙のすべてを支配する数式」の名前は、「素粒子の標準模型の作用(に重力の作用を加えたもの)」。この数式を「読む」という解説がおもしろい。数式を眺めると言い換えてもいい。

〝素粒子物理学の一般書を好んで読んでいる方におすすめの本〟と書いたが、もちろん、まだ素粒子物理学の一般書を読んでいない、物理学が好きな方にもおすすめできる。とくに、高校生におすすめ。

本書の設定は、「天才物理学者・浪速阪教授」が、高校生の娘とその友人に、「宇宙のすべてを支配する数式」を1日10分・1週間で教える、というもの。また、理論物理学者の仕事場やそこでの議論の雰囲気もわかるように作られている。おそらく、物理学が好きな高校生をおもな読者に想定していると思う。

「おわりに」によると、大阪大学で「理系文系が入り混じる」1年生に向けて行われた、「宇宙を支配する数式」と題する講義が本書のもとになっている。

このようなことから、高校生から大学1年生あたりを想定したレベルの解説と捉えると良さそうだ。

たとえ難しいところがわからなくても、読む価値はある。「この宇宙のすべてはたった一つの数式で書かれている」ことを感じとることは、もしかすると自身の世界観を更新することにつながっていくかもしれない。たまには、世界のすべてを素粒子の視点で眺めてみるのもおもしろい。

内容については、書評ページを。

初投稿日:2024年06月08日

おすすめ本

著者案内

著者案内オリヴァー・サックスの画像「デイヴィッド・J・リンデンの本、どれを読む?」メイン画像「デイヴィッド・イーグルマンの本、どれを読む?」メイン画像「井ノ口馨の本、どれを読む?」メイン画像「櫻井武の本、どれを読む?」メイン画像「多田将の本、どれを読む?」メイン画像「リチャード・ドーキンスの本、どれを読む?」メイン画像「福岡伸一の本、どれを読む?」メイン画像「傳田光洋の本、どれを読む?」メイン画像「マイケル・S.ガザニガの本、どれを読む?」メイン画像「アントニオ・R・ダマシオの本、どれを読む?」メイン画像「池谷裕二の本、どれを読む?」メイン画像「リサ・ランドールの本、どれを読む?」メイン画像「ジョゼフ・ルドゥーの本、どれを読む?」メイン画像「V.S.ラマチャンドランの本、どれを読む?」メイン画像「村山斉の本、どれを読む?」メイン画像「大栗博司の本、どれを読む?」メイン画像

テーマ案内