「こころ」はいかにして生まれるのか
著 者:
櫻井武
出版社:
講談社
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「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた
著 者:
橋本幸士
出版社:
講談社
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免疫の意味論
著 者:
多田富雄
出版社:
青土社
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ブラックホールをのぞいてみたら
著 者:
大須賀健
出版社:
KADOKAWA
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これが物理学だ!
著 者:
ウォルター・ルーウィン
出版社:
文藝春秋
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皮膚感覚と人間のこころ
著 者:
傳田光洋
出版社:
新潮社
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エピジェネティクスのことを正確に知りたい方におすすめの本

エピジェネティクス
著 者:
仲野徹
出版社:
岩波書店
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エピジェネティクスの専門家である著者が、私たち一般に、エピジェネティクスのことをちゃんと伝えようとしている。興味をかき立てるような書き方ではなく、正確に伝えようとしている書き方だと思う。それを強く感じたのは、「獲得形質の遺伝」にまつわる解説を読んだときだった。

エピジェネティクスの本では必ずといってよいほど、「獲得形質の遺伝」の話題がでてくる。しかし、この解説を読むときは細心の注意を払う必要があると思う。私は、2つのことを覚えておこうと思った。ひとつは、動物と植物とでは別に考える必要がありそうだということ。もうひとつは、獲得形質といっても、「用不用的な獲得形質と、環境因子による獲得形質は区別して考える必要がある」こと。本書は、この理由を明確に説明してくれている。

この明確な説明を読んで、本書を「おすすめ本」としてご紹介したいと思った。複雑な話のため誤解してしまいそうなところを、ちゃんと説明してくれている。このような本は、良書だと思う。また、エピジェネティクスをどう考えるべきか、著者は有用な考察を加えている。

本書は専門用語がたくさん出てくるので、読むのは大変かもしれない。(私は大変だった)。もしかすると、わかりにくいと感じるところもあるかもしれない。それでも、一読の価値がある本だと思う。(この本を読む際には、第1章でよくわからないと思ったとしても、そのまま読み続けたい)

初投稿日:2015年10月21日

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