「こころ」はいかにして生まれるのか
著 者:
櫻井武
出版社:
講談社
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「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた
著 者:
橋本幸士
出版社:
講談社
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免疫の意味論
著 者:
多田富雄
出版社:
青土社
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ブラックホールをのぞいてみたら
著 者:
大須賀健
出版社:
KADOKAWA
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これが物理学だ!
著 者:
ウォルター・ルーウィン
出版社:
文藝春秋
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皮膚感覚と人間のこころ
著 者:
傳田光洋
出版社:
新潮社
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はじめに

書評サイト「文系の自然科学本の書棚」にお越しくださいまして、ありがとうございます。

当サイトの運営方針のようなものを、また、私が感じている自然科学の本のおもしろさについて書いてみたいと思います。

目次

1、どんなサイトなのか

「文系の自然科学本の書棚」は、文系管理人による、文系視点でお届けする自然科学本の書評サイトです。おもに「ポピュラーサインエスの書評」です。

ですが、「ポピュラーサイエンス」ではなく「自然科学本」という言葉を使いました。それは、私に理系科目を学びなおしたい気持ちがあるためです。もしかすると、ずっと先になって、教科書や専門書を読むかもしれません。それをご紹介するコーナーもつくりたくなるかもしれません。あくまで可能性ですが、そんな思いから、ポピュラーサイエンスの書棚ではなく、「文系の自然科学本の書棚」としました。

2、ピックアップする本の基準

日本十進分類法(NDC)の400〜499までの書籍をおもにご紹介します。それ以外のもの、たとえば自然科学系の著者のエッセイなどをとりあげることもあります。

なお、当サイトのジャンル(生物、物理、数学など)は、NDCのように細かく分類しておりません。また、たとえばNDC分類が「物理」であっても、場合によっては「物理」と「宇宙科学」の両方に入れるというようなことをしています。

3、絶対に注意してほしいこと

書評をはじめとするコンテンツを作成する際に、科学的な内容に触れることはどうしても必要になります。この執筆の際、細心の注意を払って書いてはおりますが、間違いがないことを保証できません。とくに本のテーマが難解なものは、誤読や言葉の選び間違いがないとは言い切れません。書評を書いているのが文系を自認するものであることを忘れないでください。科学的な内容は、本を読んでご確認ください。

4、敬称について

当サイトの記事では、基本的に、敬称は省略しております。

5、本の内容を表すキーワードについて

書評ページには、著者、出版社、定価などの書籍情報の下に、本の内容に関連する用語を表示しています。これは本のメインテーマおよびメインテーマと関連のあるものをキーワードとして付けています。どのような考えでつけているのかをご説明したいと思います。

たとえば「記憶」をメインテーマにした本であれば、まず「記憶」と付けます。メインテーマは必ず付けます。その後で、記憶と関連の深い「海馬」「長期増強(LTP)」などの用語を付けている場合があります。これは〝任意で〟付けています。

〝任意で〟というのは、「詳細に解説している」「わかりやすく解説している」「この用語で検索する人がこの本に辿り着いたらいいのではないか」等、と私が思った場合に付けているということです。なので、本のなかでその用語を解説していても、必ずしもそのキーワードが付いているわけではありません。

記憶の例でもう少しご説明してみます。たとえば脳のさまざまな話題をとりあげている本があるとします。この場合は大きな括りとして「脳」をキーワードとして付けています。この本のなかで「記憶」を解説している場合は、記憶はメインテーマではないので、キーワードとしては基本的には付けません。ただし、解説がとてもよいと感じた場合などは例外としてつけることもありえます。

すこしわかりにくいかと思いますが、メインテーマ以外の用語は私の読後感に基づいて付けているので、キーワードは「この用語に関心のある方、この本はどうでしょうか?」という私からの提案のようなものとでも思ってください。

6、当サイトはAmazonアソシエイト・プログラムの参加者です

Amazonのアソシエイトとして、「文系の自然科学本の書棚」は適格販売により収入を得ています。

7、書影の掲載(書影の掲載の許諾)について

当サイトに掲載している「書影」は、Amazonのアソシエイトとして、「Amazonアソシエイトプログラムが提供するアソシエイトリンク作成ツール」を用いて作成した「画像を含むリンク」です。

このような形での書影の掲載において、著作権者に書影の使用許諾を得る必要があるかどうかをAmazonに問い合わせたところ、「Amazonアソシエイトプログラムが提供するアソシエイトリンク作成ツールにより画像を含むリンクを作成・使用する場合、アソシエイトパートナーが個別で著作権者から使用許諾を得る必要はございません。」との回答をいただきました。この回答のもと、書影を使用しております

書影(画像)の下にも明示していますが、書影はAmazonサイトへのリンクになっており、クリックするとAmazonサイトを開きます。

上述した、Amazonアソシエイトプログラムが提供するアソシエイトリンク作成ツールにおいて、「画像を含むリンク」の作成機能の提供が廃止されたため、2024年1月より書影の部分はすべてグレー画像になっております。とりあえず、書影は掲載しないかたちでサイトを運営していきます。

8、最後に。私が感じている自然科学の本のおもしろさ

私が自然科学の本のおもしろさに気づいたのは、ずいぶん大人になってからでした。物理や数学が嫌になって、私大文系を受験しようと決めた頃から、すっかり自然科学の知識とは無縁な日々を過ごすようになりました。

そんな私が今、物理をおもしろいと感じ、そのために数学を知りたいと思っているのだから不思議なものです。中学生や高校生の頃に、自然科学を学ぶ楽しさに気づいていればよかったのに。そんな後悔を抱く大人はきっと私だけではないのだろうと想像します。

私の自然科学への興味は、「脳」からはじまりました。こころは本当に不思議だと思うようになって、まず脳の本を読むようになり、生物全般への興味、物理への興味とだんだん広がっていきました。

脳もミクロな視点で眺めれば、それは原子でできており、さらに細かく見ていけば素粒子に辿り着きます。それは無生物をつくっているものと同じです。しかし私たちには意識があります。これは本当に不思議でなりません。やはり魂という言葉で表現されるようなものを思い浮かべてしまいますが、その言葉でこの不思議な思いが消えることは、私の場合はなさそうです。でも、きっと意識の謎は解けないのだろうとも思っています。

それでも、自然科学の本を読むことは、おもしろいのです。そのおもしろさは、新しい〝言葉〟を知る楽しさともいえます。自然科学の知識という〝新しい言葉〟を知ることによって、思考の範囲は広がっていきます。それは確実に、精神を癒し潤すことにつながると感じます。

自然科学の知識は、現代テクノロジーを発展させるためだけのものではないと思います。仕事の知識、いわば〝経済の言葉〟を知ることが生活を潤すのなら、〝自然科学の言葉〟を知ることは精神を癒し潤すのではないでしょうか。

なぜなら自然というミステリーを感じることは、私たちがいまここに存在することが真の奇跡であることを強く感じることにつながるからです。それを真に感じることこそが、精神の自由につながるのではないでしょうか。

かつて理系科目に苦手意識をもち、そのままずっと自然科学の本を自分と無縁なものと思い込んでいる方が、また理科が今苦手でその学びの機会を捨て去ろうとしている方が、自然科学のおもしろさに気づかせてくれる良書と出会えたらよいなと思います。その一助となるwebサイトになることを目標に、運営していこうと思っています。その理想のwebサイトの実現は、まだ遥か遠くにあるのだけれど。

なにはともあれ、自然というミステリーは最高におもしろいのです。

「文系の自然科学本の書棚」管理人

初投稿日:2014年12月05日最終加筆:2024年01月15日

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