1972年に出版された本書は、電波天文学の急速な発展によってどのような宇宙の姿が浮かび上がってきたのかを、スペクトルのグラフを示しながら解説している。
全六話からなる「かに星雲の話」。「専門を異にする」6人の著者が、かに星雲について論じている。最後に、「今後の課題をめぐって」と題した、著者らの議論が収録されている。