サックス先生、最後の言葉
書籍情報
【単行本】
- 著 者:
- オリヴァー・サックス
- 訳 者:
- 大田直子
- 出版社:
- 早川書房
- 出版年:
- 2016年8月
脳神経科医オリヴァー・サックスが老いや死と向き合いながら綴った4篇のエッセイ
本書は、80歳の誕生日の数日前に書き上げた1篇のエッセイと、末期がんを告げられた後に書いた3篇のエッセイからなる、約60ページの本。老いや死を見つめ、自分の人生を見つめ、その想いを綴っている。
化学に魅せられた少年時代を綴った『タングステンおじさん』、青年期以降を赤裸々に描き出した『道程 オリヴァー・サックス自伝』を読んだ人であれば、その自伝につづく最後の章を読むような感覚かもしれない。
著者オリヴァー・サックスは最後にどんな言葉を綴ったのか。その言葉に触れてみたい読者が手にとる一冊だと思う。
感想・ひとこと
本書のNDC分類は「289.3」(個人伝記)だが、脳神経科医のエッセイなので、当サイトでは「脳/医学」に分類し、書籍情報下に付けるキーワードは「脳」とした。
初投稿日:2023年11月10日