のうだまーーやる気の秘密
書籍情報
【単行本】
- 著 者:
- 上大岡トメ/池谷裕二
- 出版社:
- 幻冬舎
- 出版年:
- 2008年12月
【幻冬舎文庫『のうだま1』】
- 著 者:
- 上大岡トメ/池谷裕二
- 出版社:
- 幻冬舎
- 出版年:
- 2016年8月
「やる気」を脳のしくみから探っていく楽しいエッセイ
『キッパリ!』がミリオンセラーとなったイラストレーターの上大岡トメと、脳研究者の池谷裕二のコラボレーション。本書は「やる気」を脳のしくみから探っていく楽しいエッセイ。池谷裕二が提供する脳科学の知識を、上大岡トメがマンガと文章にしている。
馴化=マンネリ化
脳には「馴化=マンネリ化」という「生きていくには必要な反応」があり、これがいわゆる「三日坊主」を生み出しているそうだ。では「続けるコツ」は何か、どうすれば「やる気」がでるのか。その「からくり」を見ていく。
やる気を司る「淡蒼球」
私たちが「やる気」になっているとき「淡蒼球(たんそうきゅう)」という脳部位が活性化しているそうだ。しかし、この淡蒼球は無意識の領域にあり「自分の意識で動かすことができない」という。そこで、淡蒼球と連動している「4つのスイッチ」を使うことが「やる気」を出すポイントとなるようだ。
4つのスイッチ
4つのスイッチとは、「カラダを動かす(運動野)」「いつもと違うことをする(海馬)」「ごほうびを与える(テグメンタ)」「なりきる(前頭葉)」の4つだそうだ。この4つのスイッチを楽しいマンガと文章で紹介する。
ひとこと
本書のジャンルはエッセイあるいは自己啓発本だが、池谷裕二が著者のひとりであり、とてもおもしろく読める本なのでとりあげた。
初投稿日:2014年10月15日