2024年7月に当サイトに追加した書評
2024年7月に追加した書評をお知らせします。
『夢を叶えるために脳はある 「私という現象」、高校生と脳を語り尽くす』(池谷裕二)
「脳はなんのためにあるのか」という問いを中軸に高校生と議論を繰り広げ、著者の「脳観」を伝えている。
7月の書評は1冊のみでしたが、ほかに、著者案内本庶佑の本、どれを読む?を作成しました。
『夢を叶えるために脳はある』は、池谷裕二の著書の中でも好評を博している高校生への講義シリーズです(第3弾)。著者は「完結編」と述べており、約650ページ(講義の終わりまでで633ページ)という大部の書になっています。書評ページにも書きましたが、著者池谷裕二が自身の「脳観」を一般に向けて語るということにおいては、集大成といえる一冊だと思います。
600ページを超える本なので、手にとるのを躊躇う方もいるかもしれません。そのような方には、同シリーズの第一弾『進化しすぎた脳』、第二弾『単純な脳、複雑な「私」』をおすすめします。当サイトでは、『進化しすぎた脳』を、脳に興味をもった人の「入門書」としておすすめしています。
著者案内本庶佑の本、どれを読む?では、本庶佑の一般向けの本をまとめてご紹介しています。
本庶佑は、「免疫抑制の阻害によるがん治療法の発見」によって、2018年のノーベル生理学・医学賞を受賞。著書を読むことによって、本庶佑がどのような研究をしてきたのかを知ることができます。
初投稿日:2024年08月02日