おすすめ本『火星の人類学者』(オリヴァー・サックス)の書評をリライト
オリヴァー・サックスの傑作『火星の人類学者 脳神経科医と7人の奇妙な患者』を再読したので、書評を書き直しました。書評ページにも書いたとおり、本書は、さまざまな困難や身体的変化に直面した有機体(人間)が、その状況に適応し、自らを再構成していくことをテーマにした七つの物語です。
初読のとき、良書だと思ったためか、7000字オーバーの書評を書いていました。七つの物語ごとに見出しを分けて書いたとはいえ、この字数では読んでもらえないだろうと思い、短く書き直しました。
短くしたといっても3000字程度ありますが、七つの物語ごとに見出しをつける形式なので、一つの物語の紹介自体は、250字〜450字程度、一番長いものでも550字程度です。見出しだけざっと眺めて、気になったものだけ読むこともできます。
脳の適応力のすごさ、潜在力、不可思議さを感じたい、物語が好きな方におすすめの本というレビューも書いていますが、こちらのおすすめレビューも再読にともない簡潔なものに書き直しました。今、オリヴァー・サックスの本を集中的に読んでいますが、その中でも『火星の人類学者』はおすすめしたくなる本です。
たとえば、「小説など物語は好きだけどポピュラーサイエンスは読んでいない」という方に、『火星の人類学者』をおすすめしてみたいです。もしかすると、脳科学に興味を持つようになり、読書の幅が広がるきっかけになるかもしれません。そんな良書だと思います。書評はこちら
初投稿日:2023年06月27日