「こころ」はいかにして生まれるのか
著 者:
櫻井武
出版社:
講談社
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「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた
著 者:
橋本幸士
出版社:
講談社
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免疫の意味論
著 者:
多田富雄
出版社:
青土社
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ブラックホールをのぞいてみたら
著 者:
大須賀健
出版社:
KADOKAWA
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これが物理学だ!
著 者:
ウォルター・ルーウィン
出版社:
文藝春秋
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皮膚感覚と人間のこころ
著 者:
傳田光洋
出版社:
新潮社
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素粒子物理学の一般書を好んで読んでいる方におすすめの本

「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた
著 者:
橋本幸士
出版社:
講談社
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「この宇宙のすべてはたった一つの数式で書かれている」ことを伝える一冊。

「宇宙のすべてを支配する数式」の名前は、「素粒子の標準模型の作用(に重力の作用を加えたもの)」。この数式を「読む」という解説がおもしろい。数式を眺めると言い換えてもいい。

〝素粒子物理学の一般書を好んで読んでいる方におすすめの本〟と書いたが、もちろん、まだ素粒子物理学の一般書を読んでいない、物理学が好きな方にもおすすめできる。とくに、高校生におすすめ。

本書の設定は、「天才物理学者・浪速阪教授」が、高校生の娘とその友人に、「宇宙のすべてを支配する数式」を1日10分・1週間で教える、というもの。また、理論物理学者の仕事場やそこでの議論の雰囲気もわかるように作られている。おそらく、物理学が好きな高校生をおもな読者に想定していると思う。

「おわりに」によると、大阪大学で「理系文系が入り混じる」1年生に向けて行われた、「宇宙を支配する数式」と題する講義が本書のもとになっている。

このようなことから、高校生から大学1年生あたりを想定したレベルの解説と捉えると良さそうだ。

たとえ難しいところがわからなくても、読む価値はある。「この宇宙のすべてはたった一つの数式で書かれている」ことを感じとることは、もしかすると自身の世界観を更新することにつながっていくかもしれない。たまには、世界のすべてを素粒子の視点で眺めてみるのもおもしろい。

内容については、書評ページを。

初投稿日:2024年06月08日

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