「こころ」はいかにして生まれるのか
著 者:
櫻井武
出版社:
講談社
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「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた
著 者:
橋本幸士
出版社:
講談社
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免疫の意味論
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多田富雄
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ブラックホールをのぞいてみたら
著 者:
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これが物理学だ!
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ウォルター・ルーウィン
出版社:
文藝春秋
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皮膚感覚と人間のこころ
著 者:
傳田光洋
出版社:
新潮社
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脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか 脳AI融合の最前線

書籍情報

【単行本】
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著 者:
紺野大地/池谷裕二
出版社:
講談社
出版年:
2021年12月

「脳と人工知能の融合研究」の最先端を、著者らの研究を交えながら紹介する

本書では、まず「イントロダクション」で未来の生活の一日がどのようなものかを想像し、そのあと3つの章で、脳とAI融合の「過去(第1章)」「現在(第2章)」「未来(第3章)」を見ていく。脳と人工知能、BMI(ブレイン・マシン・インターフェース)に関する多彩な研究事例を盛り込み、同分野の現状と今後の課題を見渡せる一冊になっている。

今後の課題としては、「脳情報の読み取り」と「脳への情報の書き込み」を高い精度で行う技術を開発することを挙げており、これらの技術についてわかりやすく解説している。

「大概の構想」は池谷裕二が、「具体的なアイディアの落とし込みと執筆」は紺野大地が担当しているとのこと。

多彩な研究事例を紹介する

たとえば、以下のような事例を取り上げている。

「北半球にいるネズミと南半球にいるネズミの脳をインターネットでつなぐことに成功した」という研究について。

ネズミの脳に地磁気センサーを含むコンピューターチップを埋め込んだ著者らの研究。このネズミは、地磁気の情報を活用できるようになった。

「念じるだけでロボットをあやつる」という研究。これは、BMIの有名な事例。

「脳活動を人工知能で読み取ることで、その人が考えていることを直接文章に翻訳できるようになった」という研究について。

「人工眼球」の開発について。「複雑な生物の眼球をなるべく忠実に再現した」ことに加えて、「人工的な視神経」の開発にも取り組んでいるのがすごい。

イーロン・マスクが設立した「Neuralink」について。脳研究者の視点から、Neuralinkの発表のインパクトや不安な点などを見ていく。

他にも、「人工知能を東京大学に合格させる」という「東ロボくんプロジェクト」など、多彩な事例を取り上げている。

「ERATO 池谷脳AI融合プロジェクト」の概要を簡単に説明

同プロジェクトの大きな目的は「人工知能(AI)を用いて脳の新たな能力を開拓し、〝脳の潜在能力はいったいどれほどなのか〟を見極めること」で、「脳チップ移植」「脳AI融合」「インターネット脳」「脳脳融合」の4つの研究を行っている。これらの研究の目指すところと現在の研究内容をごく簡単に紹介している。

感想・ひとこと

脳と人工知能、ブレインテックに関するさまざまな知見に触れられる。

初投稿日:2023年09月30日

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