最近の更新情報
- 2024年11月17日
- 書評ページに『しっぽ学』(東島沙弥佳)を追加しました。
- 2024年11月06日
- 新刊・近刊ページに、出版年「2024年10月」のポピュラーサイエンスを28冊追加しました。
- 2024年11月05日
- 書評ページに『人類はどこで間違えたのか 土とヒトの生命誌』(中村桂子)を追加しました。
- 2024年10月27日
- 書評ページに『真空のからくり 質量を生み出した空間の謎』(山田克哉)を追加しました。
- 2024年10月19日
- テーマ案内に『「免疫」の本、どれを読む? 自己を守る複雑かつ巧妙なしくみ』を追加しました。
- 2024年10月06日
- 新刊・近刊ページに、出版年「2024年9月」のポピュラーサイエンスを27冊追加しました。
- 2024年10月05日
- 書評ページに『免疫から哲学としての科学へ』(矢倉英隆)を追加しました。
- 2024年09月29日
- 書評ページに『時空のからくり 時間と空間はなぜ「一体不可分」なのか』(山田克哉)を追加しました。
- 2024年09月12日
- 書評ページに『やさしくわかる!文系のための東大の先生が教える重力』(監修:松尾泰)を追加しました。
- 2024年09月09日
- 新刊・近刊ページに、出版年「2024年8月」のポピュラーサイエンスを32冊追加しました。
- 2024年08月23日
- 書評ページに『重力のからくり 相対論と量子論はなぜ「相容れない」のか』(山田克哉)を追加しました。
- 2024年08月15日
- 2024年08月09日
- 新刊・近刊ページに、出版年「2024年7月」のポピュラーサイエンスを25冊追加しました。
- 2024年08月05日
- 書評ページに『物理学者のすごい日常』(橋本幸士)を追加しました。
書評
しっぽ学
- 著 者:
- 東島沙弥佳
- 出版社:
- 光文社
「研究のライブ感」が伝わることを重視して自身の研究の歩みを綴り、多様な角度から「しっぽ」を解説している。
人類はどこで間違えたのか
- 著 者:
- 中村桂子
- 出版社:
- 中央公論新社
生命誌を踏まえて現代社会のありようを問い直す。本書では、40億年の生命の歴史を大雑把に見ながら、1万年ほど前の農業革命にフォーカスし、著者のいう「本来の道」について考えていく。
真空のからくり
- 著 者:
- 山田克哉
- 出版社:
- 講談社
量子力学に基づく「真空」について述べ、その後で「ゲージ場理論」を一般向けに解説。
免疫から哲学としての科学へ
- 著 者:
- 矢倉英隆
- 出版社:
- みすず書房
免疫は「生命と不可分の機能」であり「最も古く、最も普遍的な認知装置」という論を展開している。
時空のからくり
- 著 者:
- 山田克哉
- 出版社:
- 講談社
アインシュタインの相対性理論を一般レベルで詳しく解説。テンソルも紹介している。
やさしくわかる!文系のための東大の先生が教える重力
- 著 者:
- ー
- 出版社:
- ニュートンプレス
重力に関する話題を広く見渡せる「超入門書」。先生と生徒の顔のイラストを用いての対話形式で、重力にまつわる話題を解説していく。
重力のからくり
- 著 者:
- 山田克哉
- 出版社:
- 講談社
重力と量子力学のエッセンスを解説し、現代物理学の最前線である「量子重力理論」までを見ていく。
物理学者のすごい日常
- 著 者:
- 橋本幸士
- 出版社:
- 集英社インターナショナル
好評を博した『物理学者のすごい思考法』に続く第二弾。気楽に読みながら、多彩な物理学の知識に触れられるエッセイ集。
夢を叶えるために脳はある
- 著 者:
- 池谷裕二
- 出版社:
- 講談社
「脳はなんのためにあるのか」という問いを中軸に高校生と議論を繰り広げ、著者の「脳観」を伝えている。
幸福感に関する生物学的随想
- 著 者:
- 本庶佑
- 出版社:
- 祥伝社
本庶佑の研究の歩みを見渡せる一冊。ノーベル生理学・医学賞受賞記念講演後にノーベル財団に提出した原稿を収録している。
がん免疫療法とは何か
- 著 者:
- 本庶佑
- 出版社:
- 岩波書店
「PD-1抗体によるがん免疫療法」など、免疫を中心に生命科学や医療について幅広く論じている。
免疫・「自己」と「非自己」の科学
- 著 者:
- 多田富雄
- 出版社:
- 日本放送出版協会(現/NHK出版)
「NHK人間大学」で著者多田富雄が行なった12回の講義をもとに書かれたもの。免疫学の歴史を交えて、免疫の仕組みを解説する。
おすすめ本
自己とは何かを免疫学の観点から考えてみたい方におすすめの本
- 著 者:
- 多田富雄
- 出版社:
- 青土社
ベストセラーとなった多田富雄の代表作。免疫学的な「自己」と「非自己」について論じ、また、個体の生命というその全体性に光を当てている。
素粒子物理学の一般書を好んで読んでいる方におすすめの本
- 著 者:
- 橋本幸士
- 出版社:
- 講談社
「この宇宙のすべてはたった一つの数式で書かれている」ことを伝える一冊。数式を「読む」という解説がおもしろい。とくに、物理学が好きな高校生におすすめ。
免疫学や生命科学の研究に興味がある方におすすめの本
- 著 者:
- 坂口志文/塚﨑朝子
- 出版社:
- 講談社
制御性T細胞の発見者である坂口志文が、自身の研究の歩みを臨場感あふれる筆致で綴っている。研究者の仕事が垣間見える一冊。
ゲノムに関する知識を一般レベルで深めたい方におすすめの本
- 著 者:
- 本庶佑
- 出版社:
- 講談社
進化の観点に立ちつつ生命観を描き出し、またゲノム工学の技術も一般向けに詳述している、読み応えのある一冊。
免疫の進化に興味のある方におすすめの本
- 著 者:
- 橋本求
- 出版社:
- 晶文社
自己免疫疾患はなぜ起きるようになったのか。時空を超えてつながる、進化の観点からの論考が興味深い。
免疫にまつわる読ませる物語をお探しの方におすすめの本
- 著 者:
- ダニエル・M・デイヴィス
- 出版社:
- NHK出版
免疫にまつわる探究をした数多の科学者たちの挑戦を、読み応えのある物語に仕立てあげている。
免疫の一般向け入門書としておすすめの本
- 著 者:
- 審良静男/黒崎知博
- 出版社:
- 講談社
本書は、「免疫反応の流れがよくわかるように」解説している。100ページ程度で免疫反応の流れを大まかに把握できる。
「時間の知覚」に興味のある方におすすめの本
- 著 者:
- オリヴァー・サックス
- 出版社:
- 早川書房
本書は、知覚、記憶、意識といった、さまざまな角度から人間の本質を探究する一冊で、10篇のエッセイからなる。
ミラーニューロンを一般レベルで詳しく知りたい方におすすめの本
- 著 者:
- ジャコモ・リゾラッティ/コラド・シニガリア
- 出版社:
- 紀伊國屋書店
ミラーニューロンの発見者が、解剖学的・機能的な記述と豊富な実験データを交えながら、ミラーニューロンの発見とその意味合いを一般向けに詳しく解説。
超大質量ブラックホール(巨大ブラックホール)観測の話題に興味がある方におすすめの本
- 著 者:
- 本間希樹
- 出版社:
- 講談社
電波天文学の研究史的な話題と技術的な話題とがバランスよく盛り込まれている『巨大ブラックホールの謎』(本間希樹)をオススメ。
「こころ」の脳科学の基礎知識を〝要領よく〟得たい方におすすめの本
- 著 者:
- 櫻井武
- 出版社:
- 講談社
こころ、情動、感情、こうしたことについて考えるための、さまざまな脳科学の知見を得ることができる『「こころ」はいかにして生まれるのか 最新脳科学で解き明かす「情動」』(櫻井武)をオススメ。
ブラックホールのまわりで生じる現象について〝一般レベルで学びたい〟方におすすめの本
- 著 者:
- 福江純
- 出版社:
- 恒星社厚生閣
難しいことを丁寧に解説している『ブラックホールは怖くない?』『ブラックホールを飼いならす!』(福江純)をオススメ。
著者案内
橋本幸士の本、どれを読む?
橋本幸士は、理論物理学者。素粒子物理学や超ひも理論(超弦理論)のユニークな解説書を出版している。本文でやさしく、コラムで本格的に、異なるレベルの解説に同時に触れられるのが魅力。
本庶佑の本、どれを読む?
本庶佑は、「免疫抑制の阻害によるがん治療法の発見」によって、2018年のノーベル生理学・医学賞を受賞。他にも重要な研究成果を挙げており、著書を通してそれらの研究を概観できる。読者の知識レベルを引き上げる解説。
オリヴァー・サックスの本、どれを読む?
脳神経科医オリヴァー・サックスは、奇妙な神経学的な症例を人間味あふれる「患者の物語」として描き、脳の適応力のすごさや不可思議さを浮き彫りにする。
デイヴィッド・J・リンデンの本、どれを読む?
神経科学者デイヴィッド・J・リンデンは、ある日本人同業者に「神様のような存在」と称えられている。専門用語を交えた本格的な解説でありながら勉強的な雰囲気を感じさせない、おもしろい読み物に仕上げる名手。
デイヴィッド・イーグルマンの本、どれを読む?
現実とは何か。意識は傍観者である。デイヴィッド・イーグルマン(David Eagleman)は、ふだん気づきにくい私たち自身の謎を、豊富な事例を積み重ねて浮き彫りにする第一級の書き手。
井ノ口馨の本、どれを読む?
井ノ口馨は、記憶を分子レベルで研究しており、『セル』『サイエンス』などに発表した研究成果を記憶研究の歴史などを織り込みながら紹介している。著書の魅力は、記憶研究の歴史と最先端の研究成果を知ることができるところ。
テーマ案内
「免疫」の本、どれを読む? 自己を守る複雑かつ巧妙なしくみ
複雑かつ巧妙な免疫のしくみを科学者たちはどのようにして解き明かし、その知見は医療にどう役立てられているのか。自己免疫疾患やアレルギー、免疫の進化など、免疫をテーマにした本には多彩な話題が登場する。
ブラックホールと星の進化
星にも、人と同じく誕生があり死があるという。星は長い歳月をかけて「進化」していく。太陽は「白色矮星」へと進化し、大質量星は「ブラックホール」へと進化する。
知覚の不可思議さを際立たせる「共感覚」
生物的なしくみが異なれば、享受している世界は異なる。この知覚の不可思議さを際立たせているのが「共感覚」と捉えたとき、この読書テーマは、きっと誰にとってもおもしろいものになる。
宇宙の約95パーセントを占める未知なるもの。ダークマター(暗黒物質)とダークエネルギー(暗黒エネルギー)
存在が浮かび上がる〝見えない〟ものたち。見えない重力源「ダークマター」。宇宙の膨張を〝加速〟させる「ダークエネルギー」
時空のさざ波、重力波
重力波は、アインシュタインの一般相対性理論から導かれる物理現象。ノーベル賞級といわれ、待ち望まれた重力波の検出が成し遂げられ、ついに、「重力波天文学」の幕が開いた。
時間、空間、物質。アインシュタインの偉大な理論「相対性理論」
時間、空間、物質は絡みあっている。物理学者たちが「美しい」と称える、アインシュタインの偉大な理論。
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